フォルテピアノフェスティバル in 山梨 Vol.11
昨日はフォルテピアノフェスティバルVol.11でした!
加藤友来さんの演奏。
今回はスクエアピアノに加えて、特別に加藤さん所有のクラヴィコード(太田垣至さんが2020年製作したもの)を運んでいただき、2台の鍵盤楽器を聴き比べることができました。
加藤さんの演奏、素晴らしかったです…歌が沢山聞こえてきました。
クラヴィコードを「自分の歌がそのまま出やすい楽器」(表現は若干違ったかも)と紹介してくださり、フォルテピアノフェスティバルなんですがゲストの皆さんは、よりシンプルなメカニズムのクラヴィコードに強い興味を示されていました。
クラヴィコードを始めて聴いた方は、その音の小ささに驚かれます。
ゲスト「当時はこんな小さな音を聞いていたんですか?周りがよほど静かだったんですね」
太田垣さん「当時は静かな環境だったんだと思いますよ」
クラヴィコードを聴こうと思うと、エアコンの音も、空気清浄機の音も、加湿器の音も気になって仕方ない。
そのクラヴィコードの後にスクエアピアノを聴くと「音が大きい」と思ってしまう。さらにモダンピアノを聴くと、もうとてつもなく大きな音に聞こえてしまう。
繊細極まりない楽器を知ることで、巨人のような楽器の扱い方も変わるかもしれない。
ナーブル音楽企画 演奏動画シリーズ
フォルテピアノ・フェスティバル2021 in 山梨 vol.11
演奏: 加藤友来
ミニコンサートのプログラムは
C.P.E.Bach: プロイセンソナタ変ロ長調(クラヴィコード)
J.S.Bach: 半音階的幻想曲(クラヴィコード)
W.A.Mozart: ピアノ・ソナタ 第13番 K.333 変ロ長調 より第1楽章 アレグロ(スクエアピアノ)
YouTubeチャンネル用収録曲は
C.P.E.Bach: プロイセンソナタ変ロ長調
収録: 2021/12/20 ナーブルホームサロン
使用楽器: スクエアピアノ ブロードウッド(1814年製オリジナル、太田垣至氏修復)
クラヴィコード J.H.ジルバーマン(2020年太田垣至氏製作)
楽器提供: 太田垣至
調律: 太田垣至、新井 千笑
撮影・映像編集: TooNe Art Design トーンアートデザイン
音響: 野武 大誠
企画: Naable Music Planning ナーブル音楽企画