(日本初演)Klang der Stille 25音の空間 -禅と瞑想的音楽-
10月 20日 @ 08:30 - 16:30
(日本初演)Klang der Stille 25 音の空間 ‒ 禅と瞑想的音楽 ‒
作曲:フランツ・ヨッヘン・ヘルフェルト
花道造形インスタレーション:梅田一穂
2024 年10 月19 日(土)・20 日(日)8:30 ~ 16:30 乾徳山 恵林寺(山梨県甲州市塩山小屋敷2280)
【料金(拝観料のみ・予約不要)】大人500 円(団体20 名以上:一人400 円)/小・中・高校生300 円
【主催】合同会社ナーブル音楽企画 【共催】乾徳山 恵林寺 【後援】甲州市
【お問い合わせ】合同会社ナーブル音楽企画 tel. 080-3001-0496 E-mail info@naable.com
恵林寺に聴く静寂の音
700年の歴史を持つ禅寺にして武田信玄の菩提寺でもある名刹、乾徳山恵林寺。夢窓国師作庭の美しい庭園に聞こえる、樹々のざわめき、水のせせらぎ、鳥や虫の鳴き声。「禅」にインスピレーションを受けて作曲されたKlang der Stille は、そこに存在する全ての音と交じり合うことにより、初めて完成する。これまでパリのノートルダム寺院公園(フランス)、シュトゥットガルトのキレスベルク公園(ドイツ)、コモ湖畔のヴィラ・ヴィゴーニ(イタリア)などで発表され、高い評価を得てきたこの作品を、以前来日した折に恵林寺を訪れ感銘を受けた作曲者ヘルフェルト氏たっての希望により、この名刹での日本初演が実現。そしてこの作品のコンセプトをもとにした華道家の梅田一穂氏による花道造形インスタレーション。恵林寺の美しい庭園を前に、ただそこに身を置き、心を落ち着け、目を開き、耳を澄ます。時を忘れ、自分自身と向き合う。日常を超えた特別な体験。
フランツ・ヨッヘン・ヘルフェルト 作曲 Franz Jochen Herfert
ドイツ、ルートヴィヒスブルク生まれ。初め医学を学んで学位を取得後、音楽の道へと転じた。シュトゥットガルト音楽大学にてピアノと作曲を修める。作曲をM.ケレメン、楽曲分析をH. ラッヘンマン、電子音楽をE. カルコシュカに師事。さらにパリ留学でO. メシアン、L. ノーノ、I. クセナキス、M. フェルドマン等のマスタークラスに参加。ヘルフェルトの幅広い作曲には、ソロ作品、アンサンブル作品、合唱、オーケストラ、ムジークテアーター、電気音響作品等があり、例えばオーケストラ作品では、1991年のドナウエッシンゲン音楽祭で《Nit uoku‐Sa》が世界初演されたのを筆頭に、1996年フランクフルト交響楽団では《Ti ch‐do》、2003年には《Gandyau》がシュトゥットガルトオペラ管弦楽団により演奏される。他の分野でも2000年ニューハンプシャー音楽祭では《芭蕉の俳句による7つの作品》、2009年〈東京の夏〉音楽祭で《レクイエム》(東京交響楽団、沼尻竜介指揮)初演、2012年ペテルブルク「Sound Wayフェスティバル」でムジークドラマ《Ne Nabrasno》、2018年フランス・エクソンプロヴァンスではオーケストラと合唱によるオラトリオ、その他多くの作品が演奏されている。ダルムシュタット国際夏季現代音楽講習会では講師として楽曲分析や作曲を担当。その独創的なサイバネスティックを取り入れた音楽理論書は『ムジークコンツェプト』シリーズとして出版を重ねている。2015年よりテュービンゲン大学の教授として後進の指導にもあたっている。
梅田一穂 花道造形インスタレーション Umeda Issui
花道造形インスタレーションアーティスト、華道家。山梨県甲府市出身。華道の花型を基本に花木を主材としたインスタレーションアートを得意とし、書道や音楽などとコラボした展示を企画、制作開催している。古流清光会師範。外国人への異文化交流、また次世代への伝統文化教育を行う。2021年10月、北杜市平山郁夫シルクロード美術館で野外花展『祈りの花』企画制作展示開催。2022年5月、乾徳山恵林寺で舞踏・うた・古典ハープ・華道造形アートによるパフォーマンス『邂逅』。2022年11月、オランダ王国大使館で 『邂逅vol.2』。2023年5月、乾徳山恵林寺で愛知県 薬師山林昌寺副住職 書道家野田秀樹氏と共に『慈愛』企画制作展示。現在、京都芸術大学大学院在学中。
Access 乾徳山 恵林寺(山梨県甲州市塩山小屋敷 2280)
【自家用車】中央自動車道勝沼インターから国道20号を大和・大月方面へ、「 柏尾」交差点を左折 、「等々力」交差点を右折、「 西広門田橋南」交差点を左折、「中沢ガード北」交差点を左折。
【バス】JR中央線塩山駅南口から西沢渓谷行、恵林寺前下車。
【タクシー】JR中央線塩山駅から約20分。